Androidスマホを機種変更してデータ移行する際の手順 まとめ 2018
前回、スマートフォンを落下させてしまった話の続き。自分用の備忘録も兼ねて、機種変更のときに何をやらなけらばならないか、を纏めます。
私はずっとAndorid派で、スマホは初代Xperia (SO-01B) のバージョン1.6の時代から使っており、今回で6代目。機種変更とデータ移行を5回もやっている計算になります。
機種変更するときって、「新しい機種が使えるぞー」ってなって楽しいですけど、お引越しが鬼門ですね。うっかり移行漏れや設定のミスがあって、後から「あ゛あ゛あ゛ー」って変な声が出たり。
新しいスマホ本体を入手する
結論から言うと、Xperia XZ1のキャリア版の新品を、ヤフオクで6.5万円で落札しました。落札価格から10%オフ(上限3,000円まで)のキャンペーンをたまたまやっていて、6.2万円。ラッキー。
ちなみに、以下のような比較検討を行いました。
- 同シリーズの最新機種、Xperia XZ2を買う:XZ2から大きくデザインの方向性が変わりました。ただ、その方向性が問題で、真横見たらまるでランチパックのようなビジュアル、約200グラムで重くて分厚い、指紋センサーが押しにくい…残念ながらこれは買いたくない。
- Xperia以外のAndroidスマホを買う:値段の割にスペックが良い海外メーカー製の機種を中心に探したのですが、おサイフケータイに対応しているものが少ないのと、ロック解除ボタン(指紋センサー)の場所が使いにくいとか、デザインが好みのものがなかったりで、今回は選びませんでした。将来的にはもっと選択肢が増えてほしいなあ。
- Xperia XZ1 キャリア版を買う:ドコモで購入した場合、本体価格は約9万円。ここから、月々サポートで月額料金が2年間割り引かれます。これらを適用し、諸々の割引をフル活用すると、通話5分定額+パケット3GBくらいで月々合計2,500円くらいで運用できるのですが、それでも格安SIMよりも1,000円くらい高く、もうすぐ移行予定なので見送り。
- Xperia XZ1 グローバル版を買う:国内版よりもお安く買えるのですが、おサイフケータイに対応していないので見送り。
見た目は、お気に入りだった先代機種の Xperia XZ からほとんど変わらず。それでいて、CPUがクアッドコア(4コア)→オクタコア(8コア)に、メモリが3→4GBになっていて、スペック重視の私としては嬉しいです。とはいえ、私の使い方では先代機種の時点で充分に速かったので、今のところあまり違いを実感できていません。。
アプリやデータを移す
初回起動時の移行ウイザードを使う
移行元:Xperia XZ (Androd 8.0にアップデート済)
移行先:Xperia XZ1 (Androd 8.0)
今は、移行先の機種のAndroidを起動すると、移行のためのウイザードが立ち上がって、アカウントの引き継ぎやアプリのインストールまで自動でやってくれます。
同じWi-Fiに接続してから、NFCポート同士を重ね合わせると、こんな感じでコピーしてくれます。NFC/Felicaポートがやられていたので反応するか不安でしたが、そーっと位置をずらしながら試したら、何とか反応してくれました。
(ちなみに、左側の旧機種の画面が赤っぽいのは、ブルーライトをカットするアプリのせいです)
私が確認できた範囲で、以下が自動で出来ました。
- インストールしていたアプリの一括再インストール
- Wi-Fiの接続情報
- 通話履歴 など
細かいところだと、通知エリアのショートカットアイコンなんかも復元してくれます。標準の設定アイコンのみならず、先述のブルーライトカットのアプリのアイコン(手動で追加したもの)までばっちり戻っています。こんなところまでやってくれるとは…と、ちょっと感動です。
注意:IPアドレスが被るケースも
Wi-Fiの接続設定やパスワードまで引き継がれるのは有り難いのですが、IPアドレスを自動取得(DHCP)ではなくて手動設定にしていると、ご丁寧にそれも引き継がれてIPアドレスが重複します。→新機種と旧機種を同時に立ち上げていると、IPアドレスが衝突して通信できなくなります。気づかなくって、「あれ、新機種で通信できへんけど、もしかして不良品!?」と暫くうろたえました。
microSDカードを差し替える
microSDカードに保存してある写真や音楽などのデータは、差し替えるだけでそのまま新機種でも使えます。便利~。
ちなみに私、奮発して200GBのmicroSDカードを買って、PCに取り込んだ音楽全部と、一眼カメラで撮った写真のベスト版を入れています。お友達に「ここ行って良かったよー」とか紹介するときに便利です。
アプリを使えるようにする
大抵のアプリは再ログインするだけでOK
先述の通り、旧機種でインストール済みのアプリは新機種にも自動でインストールされています。Google系のアプリは言わずもがな、Kindle、Evernote、Dropboxなど、クラウド側にデータが保管されているものは、アプリを立ち上げて再ログインすればそのまま使えます。クラウドさまさまです。
鬼門:LINE
昔は、トークの履歴を移行しようとするとパソコンが無いとムリとかだったんですけど、今はGoogle Drive経由で引き継げますね。詳しい手順はぐぐってください。(雑)
というか、しくじるとデータが消えるうえに、ベストな移行手順がちょくちょく変わるので、なんかストレスフルです。複数端末でログインが出来たら移行不要になって何も困らないので、そうさせてよーと思います。
鬼門:おサイフケータイ
これ、使っているサービスによって異なります。iDとかは旧機種でのお預け操作が必要、ヨドバシのポイントカードとかは新機種で再ログインすればそれでOK。お預け操作がいるやつ、今回の私のケースでは大丈夫だったんですけど、旧機種が操作不能になった場合は面倒なことになります。(iDは書面で再発行手続きだったような)
その他
金融系のアプリとか、旧機種での設定が必要なものがたまにあります。大抵のアプリは新端末で再ログインだけで問題なく使えるぶん、この辺のアプリは後で必要になったときに旧端末が手元になくて「あ゛あ゛あ゛ー」ってなるやつですね。
キャリア(ドコモ)のアプリを消す
キャリア謹製のありがた迷惑なアプリがたくさん入っているので、ひたすら消します。iPhoneは国内版でもこんなのが入っていないらしく、この点は羨ましいです。
OSのアップデートを掛ける
購入直後はAndroid OSのアップデートが溜まっているので、設定→システム→端末情報からOSのアップデートを実施します。時間がかかるので、お風呂入る前とか寝る前とかに済ませるのがオススメ。
まとめ
最後のほうは文句が多くなりましたが、とはいえ、機種変更をするたびに「年々楽になってきているなあ」と思います。Googleの技術者の方に感謝。
あと、この文章を書きながら、おサイフケータイのせいで機種の選択肢が狭まったり、移行がちょっと面倒だったりすることに気づきました。初期設定が終わって使い始めてからの利便性は全く文句なく気に入っているので、QRコードを使った新しい決済方法に駆逐されないよう、対応機種や移行時のユーザー体験をもうちょっと良くして欲しい、と思う次第です。