base moto

テクノロジーと心理学と、それとあとアート。自由に書きます。

感受性の高いHSPの人は、ノイズキャンセリングイヤフォンで快適に過ごせる

HSPってご存知ですか?
 
HSPは Highly Sensitive Person の略で、うまれつき感度が高く、疲れやすい反面、想像力豊かな人。人口の2割くらいがHSPらしいです。
「私はどうなんだろう?」と思った方、以下のリンク先から3分くらいで診断できます。まだの方はどうぞやってみてください。
27点満点のところ、14点以上でHSPです。

 

はい、私もバッチリHSPです。18点。

 

 

音との戦い、ノイズキャンセリング との出会い

電車の中って結構うるさいですよね。モーターの音、車体がトンネルを通るときのゴーッという音。室内でも、冷蔵庫や空調などの音が地味に聞こえてきます。HSPの人は騒音が特に苦手なことが多く、この騒音を減らすとストレスが減ります。

そしてノイズキャンセリング機能は、そんな騒音の音波の凸凹に対して、「逆の波(文字で書くなら凹凸!?)」をぶつけることで、ノイズを打ち消してくれます。

このノイズキャンセリング機能、私はかれこれ10年くらいは愛用しています。最初はウォークマンで、そのうちスマートフォンのXperiaでも対応するようになり、有線イヤフォンを差すとスマホ側の電源のみでノイズキャンセリングが使えるようになり、そちらで使っています。

私、当時はHSPなんて言葉すら知らずにノイズキャンセリングを愛用していたのですが、今思うと、たぶん体がノイズレスな環境を欲していたんだろうなあ。

ただ、このイヤフォンの線が一因となって先日Xperiaを落下させてしまったので(こちらの記事)、思い切ってイヤフォンのワイヤレス化に踏み切りました。

 

ワイヤレスのイヤフォンを探す

要件:

  • 連続で使える時間が長いこと。めんどくさがりなので充電の回数を減らしたいのと、何か音楽を聴きながら作業するときなど、1回の利用で2時間ほど使うこともあるので。
  • ワイヤレスでも安定して接続できること。ストレス減らすためなのに、音がブチブチ切れて却っていらっとするのは避けたいです。
  • ノイズを消す性能が高いこと。
  • 音質そのものが良いこと。
  • 装着したときの感触が良いこと。

最初は、デザインがスッキリしている、左と右のイヤーピースが分離しているタイプを狙っていたのですが、どうも連続稼働時間がカタログスペックで3時間程度のものが多く、バッテリーが劣化すると更に短くなると思うと、私の使い方ではどうしても厳しい。(ちょくちょく使う分には、ケースに収納したときにケース側のバッテリーから充電できるので問題にならんかも。)あと、接続がまだ不安定という話も聞きました。

というわけで、左と右がケーブルでつながっているタイプで探すと、BOSEとSONYの機種が条件を満たしていて、かつ音質面でも評判が良さそうなことが分かりました。 

どちらも甲乙つけがたかったのですが、ソニー派の私は後者をチョイスしてみました。WI-1000という機種です。

 
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ノイズキャンセリングイヤフォン WI-1000を使ってみた感想です

音がイイ! 

例えば、Perfumeのチョコレイト・ディスコを、押尾コータローさんとDEPAPEPEさんがアコースティックギターで弾いたこの曲。(リンク先から試聴できます)

チョコレイト・ディスコ

チョコレイト・ディスコ

  • アーティスト: DEPAPEKO (押尾コータロー×DEPAPEPE)
  • 出版社/メーカー: Sony Music Labels Inc.
  • 発売日: 2018/08/24
  • メディア: MP3 ダウンロード
  • この商品を含むブログを見る
 

この曲自体が良いのも大いにあると思いますが、WI-1000で聞くと、ギターの弦が発する音、弦がこすれる音がみずみずしく、まるで目の前で鳴っているかのよう。聴いてるだけでゾワゾワします。良いお米を良い炊飯器で炊くと、おかずがなくても白米がめっちゃおいしい、みたいな。

(余談ですが、原曲はバリバリのシンセの曲なので、「ああ、この部分はアコギだとこうアレンジしてるんや!」という意味でも楽しめました。)

(更に余談ついでに、この曲、Amazon Musicにも収録されてます。30日間無料でお試しもできます。)

音質の良さは、本体側の素性の良さもさることながら、音をBluetoothで送るときの方法(伝送コーデック)に、LDACとAptXという高品質のものを使っているのも効いていそうです。

安定して繋がります

使い始めのころ、電車が駅に着く度に音が瞬間的に途切れてしまう現象に悩まされました。「ああ、これはあかん買い物をしてしまったか…」

後悔しながらも、何とかならないか、スマホの画面見てると、あることに気が付きました。途切れた瞬間に、一瞬Wi-Fiのアイコンが表示されるのです。そう、駅にある公衆Wi-Fiをスマホが掴みにいってるのが原因でした。同時に使うとBluetoothが使う2.4GHz帯の電波と干渉してしまうんでしょうかね。公衆Wi-Fiへの自動接続をオフにするとあっさり解消しました。

それ以来は快適に繋がっています。もっと混んでるであろう新宿駅とかだとどうなるかは正直よく分かりませんが、少なくとも朝の大阪駅(梅田駅)では大丈夫でした。

肩に載せると重い?

いちばん気になっていたポイントです。一週間使った感想としては、予想に反して邪魔になりませんでした。肩に載せても重みが全然分からないレベルです。むしろ、コントロールボックス(マイクとかスイッチとかが付いている部分)が首に当たったり、あるいはその重みが耳の方に伝わったりしないので、ええかも。嬉しい誤算でした。

ケーブルがなくなると想像以上に快適

絡まらないように、他の人のカバンに引っかからないように。これまで気を使っていたことに気づきました。ケーブルがなくなると、今まで無意識に意志の力を使っていたんだなーとあたためて実感できます。快適。

ちょっとデカイ

カバンに入れるときに、どうしても今までよりも大きめのスペースが必要です。厚みはないのですがタテヨコの面積がちょっと大きい。慣れましたし性能とトレードオフなのですが、ここだけはちょっと残念です。

 

自分を知ると、快適に過ごせる

今回はHSPの話をメインにしようと思っていたら、いつの間にかイヤフォンについて書きまくっていた。。。いかんいかん。

ただノイズが消えるだけでもマイナスがゼロになる感じで、更に音楽の音質も上がってゼロがプラスになります。もちろん、HSPでない人も充分に満喫できると思いますが、HSPの人はダメージ受けやすい&感受性が豊かな分、上がり具合の振れ幅も大きく、更に多くの恩恵にあずかることができます。

 

今回ご紹介したHSPもそうですが、自分のことを良く知ることってすごく大事やと思っています。

自分の性質が明らかになると、でこぼこな自分を受け入れる必要があったり、諦める(明らめる)ことも出てきたりして、少し悲しくもあります。

一方で、そんな自分のことを受け入れた後はいたわることも出来るようになります。例えば今回ご紹介したような製品でも、「流行っているからなんとなく」ではなく、自分によりフィットしたツールやサービス、あるいはそれをうまく使いこなす方法を見つけやすくなって、快適に過ごせると思っています。

 

文中でご紹介したノイズキャンセリングイヤフォンのWI-1000です。 

悩んで買わなかったBOSEのやつはこちら。レビューによると、装着感はこちらが更に上とのこと。 

 

HSPについてもっと詳しく知りたい方はこちら。解説が詳しく、丁寧な説明が好きです。

susumu-akashi.com