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テクノロジーと心理学と、それとあとアート。自由に書きます。

秋の別府・由布院旅行記 前篇:船旅のススメ

秋も深まり、いよいよ紅葉シーズン到来ですね。

2017年のちょうど今頃に、所用で別府と由布院に行ってきました。
大分に行くには、新幹線やら飛行機やら色々と選択肢があるのですが、せっかくの機会なので、変わり者の私は問答無用でフェリーをチョイス。さて、どんな旅になるやら。

 

大阪南港のフェリー乗り場です。

 

こんな感じでカウンターがあり、ここで乗船手続きを済ませます。さんふらわあ 19:05別府行きに乗船します。

 

乗り場近くのコンビニに入ったところ、同じ船に乗ると思しき人達でかなり賑わっていました。そこでお弁当か何か買おうかと思っていたのですが、よく見ると近くのファミレスでテイクアウトが出来そうなことに気づき、せっかくなので夕食はそちらで調達します。

 

さあ、いよいよ乗船です。フェリー、近づいてみると相当にデカいです。トラックとかが船内にどんどん飲み込まれていきます。

船内への入り口。ちょうど境目のところでは、よくよく見ると船側のほうがすこーし動いており、陸続きじゃないことを実感します。

 

館内のエレベーターが重厚な雰囲気を醸し出しています。乗船というよりも、乗艦という言葉が相応しい。

 

出航までの間、船内をうろちょろ散策してみました。
見慣れた大阪港も、海側から見るといつもと雰囲気が違って見えます。

 

部屋に入ってみます。今回はスタンダードの個室をチョイスしました。

個室の中です。広角レンズで撮っているのを抜きにしても、思っていた以上の広さです。洗面台と、ハンガーをかけられる棚もあります。あとはこれで窓があれば完璧なのですが、まぁそこはお値段との兼ね合いで。

 

ここで出港時間を迎え、出発を知らせる銅鑼の音が鳴り響くとともに、船内アナウンスが流れました。室内ではほとんど揺れを感じず、「本当に動いているんだろうか」と思うほどです。

先程ファミレスで調達したお弁当を早速いただきます。調子に乗ってお酒も買ってしまった…。

 

お腹が満たされたところで、再びデッキを散策します。おー、沖合いに何か見える。ちょうど明石海峡大橋を通過するところです。

陸からはなかなか見られない、珍しいアングルの写真が撮れました!

ここぞとばかりに背景をぼかしてみます。

このとき、学校のイベントと思しきJKの集団もデッキに集まってきており、友達とキャーキャー言うてました。絶対楽しいやろうなあ。
私も、修学旅行のときに乗った寝台列車にテンションが上ったことをふと思い出しました。いや、乗って別に何か特別なことをするわけでもないのですが、ぼーっと風景を見ているだけで楽しいです。夜の乗りものって、非日常感があって妙に旅情をそそります。

夜景を楽しんだあとは、大浴場に入り、備え付けの浴衣を着て、おやすみなさい。
飛行機やバスと違って、汗を流してラフな格好でベッドに横たわれるのが素晴らしすぎます。

*****

 

翌朝、少し早めに起きてデッキに出ると、まさに別府湾に入港しようとしているところでした。 

自衛官の方が手を振ってくれている。任務お疲れさまです。

別府観光港に到着です。ちょっと昭和のレトロなかほりがする。

一夜を過ごしたフェリーに別れを告げ、下船します。

この時点でまだ朝の7時です。寝て起きたら目的地に到着してるってサイコー。めっちゃ有効に時間を使えます。

 

別府駅に向かうバスの車窓から。街の至るところで湯けむりがモクモクと立ちのぼっています。

 

別府駅に到着しました。朝の日差しがまぶしい。

 

予定まで少し時間があったので、別府駅から徒歩圏内の竹瓦温泉に行ってみました。朝からオープンしていて助かります。

 

普段甘い飲み物を飲まないようにしている私でも、こういうところでのお風呂上がりには無性にフルーツ牛乳を飲みたくなります。最強の組み合わせですね。

 

ちなみに、2018年にさんふらわあに新造船が導入されました。なんでも、新しい船が出来るのは25年ぶりとのこと。
船内がめっちゃモダンになってて、人気が出そう!いつか乗ってみたいです。
お知らせ「新造船「さんふらわあさつま」船内紹介」 | フェリーさんふらわあ

一時期、フェリーや夜行列車は高速化の流れに押されて利用者が減っているとの話を聞いていましたが、最近は徐々に復活の動きがあって嬉しい限りです。

 

(後編につづく)

moto-base.hatenablog.com