base moto

テクノロジーと心理学と、それとあとアート。自由に書きます。

秋の別府・由布院旅行記 後篇:湯けむりと紅葉と

この記事は、前篇のつづきです。

 

フェリーで九州に上陸した後のお話です。さあ、別府の街を巡ってみましょう。

 

別府

日本三名泉のひとつにして、湧出量世界二位を誇る別府。街のいたるところから立ちのぼる湯けむりが、ポテンシャルと格を見せつけてくれます。
昔からある建物と相まって、どことなく昭和レトロな雰囲気が漂ってきます。

このあたりは、関西人としては、京都の鴨川を思わせるような雰囲気です。

ど定番の地獄めぐりです。血の池地獄から。これ、画像加工じゃなくて本当にこんな色をしています。入浴剤でもないそうです。

 

こちら海地獄です。紅葉と海のコラボレーション。これを見てると、北海道・美瑛の青い池にも行きたくなります。

坊主地獄です。泥の中から泡が出てきて膨れるさまが坊主の頭のようなので、この名がついたとのこと。これは坊主頭が潰れた瞬間です。

観光客が置いたお賽銭でしょうか。すっかり酸化してしまっています。

朝焼けに色づく別府の街並み。

ここちカフェ むすびの」さんにて。落ち着いた雰囲気で、お菓子もほどよい甘さで美味しかったです。

カフェの前も含め、街なかにある水路からは湯気がもくもくしています。そして、快適なところを知り尽くしているヤツは、ここでもちゃっかりとベストポジションを陣取っています。

由布院

別府から由布院(湯布院)に移動します。電車でも移動できるのですが、観光協会の人曰く、バスの方が早くて便利とのことです。

時間の関係で由布院入りした頃には日もすっかり暮れていたので、宿に直行します。泊まったのはこちら。ちょっと背伸びをして良さげなところにしました。

www.fukinosato.com

 

スタッフさんや建物の雰囲気も良く、お料理も美味しくて、ステキなお宿でした。予定では温泉に入ったあとに部屋でボーッとくつろぐつもりだったのですが、溜まった疲れには抗えず、チェックアウト間近まで爆睡してしまいました…惜しいことをした。

標高が高めのせいか、冬になると雪が積もるそうです。九州で雪景色は予想外でした。

 

旅館の方に車で送ってもらって、金鱗湖まで移動します。残念ながらお天気はあいにくの曇りです。

こういうときは、なるべく白い空を入れないような絵作りをした方が写真的には良いです。

こちら金鱗湖の風景です。湖の温度が暖かいので、このように霧が湖面の上を漂っています。何ともいえない幻想的な風景です。

金鱗湖に架かる橋をバックに、水滴でしっとりと濡れた紅葉を。晴れの日には味わえない落ち着いた雰囲気なので、曇りや雨もまぁ悪くないかも、と思い直しました。

そうこうしているうちに、だんだんと霧がおさまってきてしまいました。こういう自然の撮影では、刻一刻と状況が変わってしまいます。運とタイミングが命です。でも、一期一会な感じがして楽しい。

 

メインストリートへ。なんだかオシャレなお店がいっぱいあります。若い女の人達に人気なのも頷けます。

「ジャズとようかん」という謎の組み合わせ。でもなんだかオシャレ。ここの店主さん、ストレングスファインダーで着想持ってそう。

 

名残惜しいですが、帰路につく時間がやってきました。バスの車窓で見かけた由布院のセブンイレブンです。景観にあわせたのか、普段見慣れた色と違っています。シックでかっこいい。

 

別府と由布院のご紹介でした。景色も良く、食べ物も満喫できて、何より温泉に入れる。ゆっくりとした時間を過ごしたい方にオススメです。(私みたいにならないよう、旅程には余裕をお忘れなく!)
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。